腹を割りたきゃ「ベーシック6」だ。マッチョトレーナーの教え
ぽっこりお腹のあなたに送る、絶対に効果が出る筋トレ
■それでもお腹を引き締めるには
「純粋にウエストサイズを減らすなら、体全体の体脂肪を落とすほうが賢明でしょう。ダイエットの原則は、“消費カロリーが摂取カロリーを上回ること”。腹筋を鍛えることでも消費カロリーを増やすことができますが、効果は限定的。もっと大きな筋肉を鍛え、消費カロリーを増やしたほうが効率的です」
ベルトの上に鎮座するぽっこりお腹を撃退するには、体脂肪を落とす、要するに、普通にダイエットをすることが近道ということになる。
ダイエット特集といえば、根強い人気を持つのが有酸素運動をすること。これを読んでいる人にも一生懸命ランニングしている人は多いのではないだろうか。
「有酸素運動も脂肪燃焼には効果がありますが、こちらも効率は低め。ボディビルダーもフィジーカーが減量するときには、有酸素運動をしない人が多いです。もちろんする人もいますが、減量の基本は筋トレと食事制限。一般の方もこれをダブルで行えば、見違えるような効果を得ることができますよ」
急がばまわれということで、久野さんにはダイエットにおいて両輪となる、筋トレと食事の方法について伝授してもらうおう。まずは、筋トレからだ。
一口に「筋トレ」といっても、腕立て伏せやスクワット、背筋など種類は多種多様。やる気にみなぎった人であっても「一体何をすればいいんだ……」と思うはずだ。
「僕がおすすめするのは、“ベーシック6”です。これは筋トレのなかでも、多くのトレーニー(トレーニングに励む人)から支持されるメニュー。大きな筋肉を重点的に鍛えることができるので、消費カロリーはアップしますし、1度の動作で多くの筋肉が連動するので、とても効率的です」